みなさま、こんにちは。
いかがお過ごしでしたか?
私は前にブログを書いてから時間がたってしまったなぁ、と罪悪感を満喫しているところです。
・・・そう!
時間と罪悪感というのは、関わりがあるのです。
例えば今回の私のように、何かをしようとしてできないまま時間がたってしまうと、
「やろうとは思っていたのよね。でも、忙しくてさぁ・・」
と自分の心の中で、できない言い訳を探したりします。
言い訳を探す時とはどんな時ときでしょうか。
自覚があってもなくても、自分が悪いと感じているときです(=罪悪感)。
けれど『悪い自分』だなんて、感じたくはないですよね。
ついつい言い訳を考えてしまいます。
もし周りに言い訳ばっかりする人がいたら、自分をとっても責めている人なのだなという見方もできるかもしれません。
たとえ人に向かって言い訳をしなかったとしても
『誰から見ても、スケジュール過多である』とか、
『やることが途切れなくて疲れ切っている』状態が日常的ならば、
これもまた自分を責めている可能性があります。
こんなにやることがたくさんあるのだから、一つくらい手抜かりがあっても許してほしい。
休めないほど自分に鞭打って頑張っていますので、どうか私を責めないでください。
悪い自分には自分で罰を与えていますので、あなたは私を怒らないでくださいね。
これらは私にもあるマインドの一例です。
先日こんなことがありました。
息子が洗い物をしてくれようとしているときに、先に私が洗ったお皿を見て、
「けっこう洗い残しあるよね」
と言ったんです。
「あ、そう?ごめんごめん」とか、
「ていねいに洗っているつもりなんだけど、気を付けないとね」
そんなやり取りでよかったはずです。
それなのに私の口から出た言葉は
「息子だって、洗い残してることたくさんあるよ(怒)!!」
でした。
「そうやってさぁ、自分の悪いところ認めないよね」
こにくたらしい高校生の息子の言葉にぶんむくれつつ。
どうして手伝ってくれている息子を責め、自分の非を素直に認められないあんな言葉がとっさに出てきてしまったのかと考えていました。
息子は、私が忙しくしている姿を、一番近くで見ているくせに。
ゲームするくらい時間がある息子のミスは私がそっとカバーしているのに、
いそがしい私の洗い物くらい、だまってカバーしとけ!!
そんな怒りが息子とのやり取りの中に含まれていて、
近くにいるほど、なんでわかってくれないのと怒りを感じるんですよね・・
ちゃんとできていない自分を責めているほど(=罪悪感)、周りの指摘が受け入れられず、攻撃的な態度をとってしまうときがあります。
自分責めをしているから、さらにちゃんとやらなければと考える。
結果、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと用事を詰め込む。
こんなにやっているのに、まだ足りませんか!?という怒りが、また忙しさを生み出していく。
倒れるまで止まれない、心身への不調によってやっと休める、なんてことにもなりかねません。
で、周りのせいでこんなにボロボロになってしまったと、また怒りをため込む。
けれど、誰かのせいだと人を責めている時は、同じ条件が自分にも適用されます。
「やるべきことを、ちゃんとやってよ!」
という怒りがあるとき、その『やるべきこと』をやらなければ、自分も同じように周りから責められるというルールの中にいます。
これは自分が設定したルールなので、自分が真っ先に適用され、
その結果、責められたくないから完璧・努力をする自分であり続けなければならない=やることに追われ続ける、ということが起きてしまうことがあるのです。
話は変わりますが。
時間といえば、私は子供のころから遅刻もしくは遅刻ギリギリ常習犯でした。
何度「先に準備しておきなよ!」と言われたことか。
それでなくとも、一般的に遅刻などには罰則や注意が伴いますよね。
遅刻万歳!!とたたえられたことは一度もありません。
となると、罰則やリスクがあるとわかっているのに、毎回遅れてしまうなんて不思議です。
前もって準備をしたり、遅れないようにしたらいいだけ。
ごもっともです。
それでもちょっとだけ遅れてしまうとか、時間が守れないような出来事がひんぱんに起こるときは、それもまた自分自身の罪悪感によるものかもしれません。
無意識に、人に怒られたり信用をなくすための選択をしている可能性があります。
罪悪感というのは罪の意識ですから、自分を罰するための行動をとってしまう。
犯罪行為ではないけれど、自分の評価を下げる行為を繰り返してしまうこともあり、それが『時間を守れない』原因の一つかもしれません。
・・・となんだか言い訳じみた話になってしまいましたが。
忙しさや時間について困っているとき、それは自分を責めているかもしれないこと。
そして自分を責めるほど罰が必要になるので、周りからも責められることをさらにしてしまうかもしれないということ。
自分に自分で罰を与える人って、どんなイメージですか?
厳しいけど、本当は悪い人ではなさそうです。
私も、これを読んでくださっている方も、
「まあ、こんな自分も悪くないな~」
と、少しずつ自分を認めてあげましょうね。
そうすれば、忙しいけれど手伝ってくれたり心配してくれる人、時間にルーズでも許してくれる人がいることに気付けるかもしれません。
・・息子、いつも手伝ってくれてありがとう。