(前編からの続きです)
その後お付き合いをした方もいました。
(仮にAさんとしましょう)
が!!さらにびっくり、
元夫とAさんは名前が同じ、さらにその境遇、昔の写真すら激似だったのです!!
・・・ここにきてさすがの私も、何かおかしいぞ??と。
母に似た元夫、元夫に似た元彼。
ちなみに元彼に対しても、「性格が母と似ている」と私は感じていました。
なんだこれ、ぜんぜん母から逃れられない!!
この母ループには、何かある。
すでに神戸メンタルサービスの養成講座で学んでいた私ですが、その時やっと母について本気で向き合う決意をしたのです。
そんなある日、お世話になっていたカウンセラーから言われた一言で、あっさりと母ループの謎は解けました。
「まりこちゃん、めっちゃお母さんのこと大好きじゃん!!」
「・・・そう、ですね・・・」
(超嫌そうな顔だったそうです)
私は今までさんざんカウンセラーのみなさんに、母がこんなことをしてきた、あんなことを言ってきたと恨みつらみを話してきたわけです。
これほどひどい事をされたから、私が母を嫌いなのはしかたないですよねと、訴え続けてきたのに。
大好きだなんて、絶対認めたくなかった気持ちです。
でも薄々気がついてはいました。
コントロール強めの母でしたが、そもそも私自身が嫌いな人の望むように動こうなんて、思うわけがない。
私のことをぜんぜんわかってくれない!は、わかってほしい気持ちがあったから。
実は母の事が大好きだと認めてしまえば、母に似た人を好きになるのは当然のことだとわかりました。
<私に起きたこと>
- 本当は母のことが大好きな私
- 好きな人と結婚(当然母と似た人一択。だって結婚は一番好きな人とするから)
- 離婚して別の方とお付き合い(元夫と似ている人を選びます。だって元夫は大好きな母と似ているから)
母に似ている人を無意識に選んでいたことが、母のことを好きだと証明しているようなものです。
もちろん似ているだけで、パートナーを選んだわけではありません。
それぞれ私の知らない世界を広げてくれましたし、尊敬できる一面を持った人たちでした。
別れたからには、それなりの理由もありましたが。
彼らが母と似ていていいこともありました。
私が母に対する気持ちと同じように、彼らを憎めない・嫌いになれない・感謝の気持ちも感じるのです。
母に似た人を選んでいるので当然です。
しかしだからこそ、分かり合えない苦しみは深くもなるんですけどね。
(こちらについては別の機会にお伝えできればと思います)
今読んでくださっている方の中にも、いつも似たような人を好きになるパターンがあるかもしれません。
あなたは誰ループ中ですか?
無意識に誰を追い求めていますか?
もしかしたら、大好きな人と仲良くしたかったゆえに、別の誰かと何度もやり直しているのかもしれませんね。
でもですよ、その『誰か』以外にも、大好きな人を増やしていいんです。
私たちはとても一途なので、『好きな人はひとり』と決めてしまうこともあるようです。
その好きな人枠に、親は真っ先に入ります。
なぜなら、生まれた瞬間から親が嫌いでしたーーー!という方はいませんよね?
私の好きな人枠は、どうやら親で埋まっていたようです。
(特別枠には子供たちがいますけれど)
埋まっているのなら、枠を増やしてみるのはどうでしょうか。
心に制限はありませんから、私もどんどん大好き枠を追加していこうと思っています!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。