誰かと出会って何かが起こる~札幌講演会にて~

みなさま、こんにちは。
7月15日海の日、神戸メンタルサービスの平による特別講演会が札幌で行われました。

私もアシスタントとして参加させていただきましたが、多くの方がご来場くださり、仲間が増えたようでとても嬉しかったです。
また来年も開催されますように!

講演会での平師匠のお話、私としては何度か聞いたことのある内容でした。

なのに何度聞いても、毎回感動してしまうんですよね。
どの話にも『心が動き、見方が変わる瞬間』があって、聴いていた私たちも心が動き共感し、涙が出たり。
心は時間や立場を越えられるし、人との関わり方はひとつではないと感じました。

私の住まいから講演会場は特急で3時間弱、ちょっと遠いので一泊しようと思っていたところ、お友達から「うちに泊まりませんか?」とお声がけいただきました。

お言葉に甘えておじゃますることに。
私の中では勝手に、
「お友達がお泊りに誘ってくれたのは、旦那さんがご不在のタイミングなんだなあ」
と考えていたので、あれ?今日いらっしゃる?え??お仕事帰りに迎えに来てくださる???
と、とてもとても恐縮しましたし、衝撃も受けました。

顔を合わせたこともない私が、ご自宅に泊まることをOKしてくれたことにもびっくりですし、次の日もお仕事とのこと。
なんて寛容なんでしょう・・

実際にお会いして、つい緊張がゆるんでしまうような、自然体がとても素敵な旦那さんでした!!!

講演会打ち上げ後に、お迎えに来てくれた旦那さんのために、お友達がお土産を買っていたことにもカルチャーショック。
私、旅行以外でパートナーへのお土産なんて買ったことないかも・・。
異文化レベルです。

何よりお友達は目の前にパートナーがいてもいなくても、同じスタンスでほめるんです。
パートナーをほめる・・?
私にはそもそもの経験がないのか、思い出せません。

本当に勉強になりました。(反省もしました)

自然体なのに気遣いを忘れず、『お互いに』という言葉がしっくりくるような、心地の良い関係性だなと感じました。
まさに私にとっての『理想の夫婦』では!?

長い年月をお二人で乗り越えながら進んできての、現在の関係性なのかもしれませんが、『与える』と『受け取る』が循環しているパートナーシップを、見せていただきました。

与えるだけでは犠牲になりがちですし、受け取るだけではバランスが良いとはいいがたく、お互いの不満へつながることも。

今までの私は、安定したパートナーシップを築いているご夫婦はどこかにはいるのだろうけど、見たことないもんね~と、幻の生物かのように自分とは縁のないものと思ってきたのです。

常に不満があるご夫婦がほとんどだと思っていましたし、私自身もそうでした。
なにかしら競争している夫婦関係しか見たことがなかったので、それがデフォルトのように思っていました。

友人夫婦に不満がないかどうかはわかりませんが、競争や対立をされているようには感じられず、お互いを尊重し合っているように見えましたし、そこには『二人で生きていく』という意思があるように見えました。

そしてお二人の関係性が安定しているからこそ、急に訪れた私という存在も、安心してその場にいることができたのだと思います。

私にとって最高のおもてなしをしていただいたと感じました。

あー、どうしよう。

ついに私は、こんな素敵なパートナーシップを築きたい!と思えるロールモデルと出会ってしまったのです。

争わず、二人で育てていく関係性。
こんなに居心地のいい場所を、私も望んでみようと素直に思いました。

口先では「お互いを思いやれる夫婦関係が欲しい」とは言ってきましたが、この目で見るまで現実にあるものとして全く信じてなかったんですよね。

無いと思っていたら見えないし、手に入るはずないと思っていたら手には入らない。
あたりまえのことなのに、欲しいと思って手に入らなかった過去の記憶に縛られて、どんなパートナーシップが欲しいかということから目をそらしてきたことに気づかされました。

誰かと出会って、何かが起こる。

師匠がよく話しているこの言葉、本当に大好きです。

確かにその通り。
神戸メンタルサービスで心理学を共に学ぶ仲間として出会った方たちの一人が、今回お招きしてくださったお友達で、講演会に参加したからこそお友達の旦那さんともお会いすることができました。
そのつながりが、私が本当に欲しいパートナーシップを教えてくれました。

本当に欲しいものって、なかなか認識しにくいんです。
欲求はたくさんありますし、考えるほどよくわからない。

でも、こんなことはありませんか?

周りの何気ない光景に、ふと涙が出るような気持ちが上がってくることはないでしょうか。

私ごとで例えるならファミレスで、またある時はスーパーで、仲のいいご夫婦を見た時などに、その何気ない光景を手に入らないものとして見ている自分。

切ない気持ちになるのは、とても欲しいものだからです。
欲しいのに持っていないから、欲しいという気持ちごと無かったことにしてしまうこともあります。
その場合は、何も感じないかもしれません。

実は何も感じないのも感情のひとつなので、見知らぬ人との出会いですら、自分の感情を知るきっかけとなりえるのではないかなと思います。

そうやって少しずつでも自分の感情を知り、変化を求めるならば、欲しかった関係性がこれから手に入るかもしれませんよね。

一朝一夕にはいかないかもしれないけれど、幻ではないからあきらめなくてもいいんだな、と思いなおしました。
この目で素敵なご夫婦を見ましたからね。

休日やイベントが多くなってくるこの季節、人と関わる機会も自然と増えますので、その流れに乗ってみるのもいいかもしれません。

ひとりで煮詰まっているとき、変化を求めているときにもぜひ、誰かと出会ってご自身の感情を感じてみてくださいね。

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