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3月と言えば卒業シーズン。
我が家のように、子供が進学や就職のために家を離れるという方も多いのではないでしょうか。
進学・就職先が決まった当初は親も子もお祝いモードですが、卒業式も終わり、引っ越しの準備をする頃にはだんだんと寂しくなってくるのかもしれません。
前回のブログで私自身『初めての一人暮らしでワクワク』などと書きましたが、息子が部屋の整理を始めるととても落ち着かない気持ちになり、周りをウロウロして休日が終わりました。
(もしかしたら、一緒に暮らせるのはこの半月が最後になるかもしれない・・)
そう思うと胸がキュッとなり、子供がそばにいることは当たり前ではなくて、限られた大切な時間だったのだなと感じます。
限りあるのは子供とだけではないですけど・・。
年若く結婚をした私は、『子育てを終えて自由に生きる』ことを楽しみにしてきました。
実際、これからの計画が満載です。
そんな私ですら、こんなにさみしく切ない気持ちになるなんて・・。
世の親御さんたちはどれだけの想いを抱えていることでしょうか。
つい先日、息子の幼稚園来のお友達と会ったのですが、
「こんなに悩んだり関わってきた子供が家を離れることになって、これから自分がどうなっちゃうのかわからない」
そう言っていました。
その時はまるで他人事のようだったその感覚が、今になって押し寄せてきています。
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『子供ロス』いわゆる『空の巣症候群』などと言われる、子供が家を出た後の空虚感、寂しさ、やる気が起きないなどの感覚は子を持つ親の誰に起きてもおかしくないと思います。
そして起きないことももちろんあります。
私は上の娘が家を離れる時、あまり寂しいとは感じませんでした。
子供たちに優劣をつけているつもりは全くありません。
娘が家を出たのは就職時でした。
さほど遠くないところに職場の宿舎があったということもありますし、娘なら大丈夫だなという安心感もありました。
加えてシングルマザーである私は、娘の7歳下の息子を育てていかなければという緊張感をもっていて、一人育て上げたとはいえホッとするには早い、そう自分を戒めていた部分があったと思います。
シングルではなくとも『子供が自立するまで自分が気を配り支えなければいけない』的な感覚を持っている方も多いのではないでしょうか。
献身的に子供を生活の中心としてきたゆえに、その中心を失って心にポッカリ穴が開いたような気持になる。
楽しいことも辛いことも、喜び悲しみも、長い時間子供と共に感じてきたからこそ、たった一人残されたような感覚は耐え難いものがあるでしょう。
そのつらさは、子供との関係が近ければ近いほど大きくなるのかもしれません。
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母親と子供は、出産時に一心同体のところから分離します。
そして多くの場合、育児の初期に母親が育児の大半を担います。
そうなると母親と子供は、生活上必然的にお互いの状態や感覚を共有しあう関係になりますよね。
子供のことをまるで自分のことのように感じる。
親の感情や言動が子供の行動基準になる。
このような心理状態を『癒着』と言います。
『母子癒着』という言葉をご存じの方も多いと思いますが、『母』と『子』は心理的にくっつきやすく、よく起こり得ることではあります。
ところが子供が家を離れるという物理的要因で、否応なしに心理的距離が生まれる。
くっついていたものが離れるのですから、どれほど苦しいか想像に難くないでしょう。
さらに自分とパートナーとの心理的距離が遠いと、自分と子供との心理的距離は近くなりやすく、パートナーへ向かうはずの関心や愛情も上乗せして、子供へ向けていることもあります。
ですので、子供が巣立った辛さを緩和する方法の一つとして、子供へ向けていた関心や愛情を別の人や物に向けてみることをお勧めします。
パートナーに意識を向けてみるのもいいですし、いない方はますパートナーが欲しいと考えてみてもいいかもしれません。
同じような境遇の友人と関わるのもありですが、子供に向けていたエネルギーの量を考えると、ちょっと釣り合わないような気がします。
夢中になれる対象がいるという点で、推し活もとってもよさそうです。
自分のエネルギーの行先を作ってあげてください。
とはいっても、つらさを感じたまま急に気持ちを切り替えるのは難しいので、まずは自分の心に寄り添うこと。
自分の心に寄り添うとは、自分が今もっている感情をたくさん感じてあげることです。
私は、リラックスできる環境にひとりアルバムをめくる時間を作ろうと思っています。
生まれた時、こんなに小さかったんだな。
年少さんのころ、バス遠足で「ママがいない!!」と怒っていた時の写真・・・
たくさんの喜びをくれたことを思い出すほど、きっと寂しく感じるでしょう。
想像するだけですでに胸がいっぱいで、涙が出ます。
寂しさを感じるのはしんどいことかもしれませんが、感情は抑え込むほど苦しくなりますので、思いっきり感じられる場所や時間を作ってみてください。
もしひとりで感じるのが苦しいときは、お話を聞かせてくださいね。
と、しんみり涙ぐみながらこのブログを書いていたところ、息子に『女子へのラインの返し方』について聞かれました。
得意分野ですけど、母親に聞くって・・
子どもなんだか大人なんだか。
青春っていいな!!
息子の成長を感じてちょっぴり元気が出たのでした。

